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December 2011

太古の世界 - 白亜紀 - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト

 内陸まで広がっていた温暖な浅海では、首長竜に代わってモササウルスというヘビに似た大型海生爬虫類が繁栄していた。この頃にはエイや現生サメ類も数を増やしていたほか、ウニやヒトデも繁殖し、サンゴ礁も拡大を続けていた。殻で覆われたプランクトンの1種、珪藻(けいそう)が初めて海に広く分布したのもこの時期である。

 しかし、この時期の見物はなんと言っても顕花植物(花を咲かせる植物)が生息域を急速に広げたことである。その拡大には、ハチやアリ、甲虫といった昆虫が力を貸していた。モクレンやイチジク、サッサフラスは、シダ類や針葉樹、イチョウ、ソテツをすぐに数で圧倒するようになった。

 恐竜や翼竜、プリオサウルス、アンモナイトなど、この時期に繁栄していた生物の多くは、6500万年前の白亜期末に起きた大量絶滅事件で死滅した。実際のところ、白亜紀とともに中生代が終わり、陸、海、空の様子は以前とは違うものになっていたと考えられている。

Posted by i. salchu